投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-6-24 18:34:06 (459 ヒット)









梅雨寒という言葉があったような、なかったような。今年は梅雨に入ってから蒸し暑い日が続く。特に、ここ二三日、台風の影響もあってか、フェーン気味の生ぬるい風が吹いている。そして、バケツをひっくり返したようなゲリラ雨。その熱帯性気候につられてか、我が家のハイビスカスが一気に咲き出した。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-6-22 18:34:48 (471 ヒット)

苦節7か月、待った甲斐があった。去年の11月に3かけらのニンニク片を植えた時はダメでもともと、という軽い気持ちだったが、芽が出て、茎も太くなって、だんだん育っていくにつれて、欲がでてきた。はたして地中のニンニクはどんな具合なのだろうか。そんなふうに思いつつ、いつの間にか春が過ぎ梅雨になっていた。葉っぱも少し茶色くなってきたので、そろそろ掘り時と思い、今日掘り起こしてみた。まぁ、びっくり。真っ白な大ぶりの塊がしっかりと付いているではないか。思わず笑みがこぼれ出る。よく育ってくれた、さてどんな風にして食べようか。採りたてのニンニクうまいだろうな。とりあえず電子レンジで15分。醤油とカツオブシでシンプルにいこう。今日のビールは旨いぞぉ。


一かけらでこの大きさ、たまりません















投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-6-15 5:19:20 (501 ヒット)





クジャクサボテンが開花した。挿し穂から三年目にしてようやくその花をみることができた。やや白みがかったピンク色は、かき氷のイチゴミルクそのもの。香りはいやらしくないほのかな甘み。月下美人ほどの強烈さはない。これで十枚ほどの挿し穂のうち、二鉢が咲いたことになる。残りも楽しみだが、花芽が全然付いていない。今年中には無理かな。

去年秋咲いたもの


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-6-13 18:11:37 (554 ヒット)

今年もまたユスラウメの実る季節がやってきた。去年と比べ木も一回り大きくなり、実もたわわに成っている。山菜を一通り食べ終えた今頃に実を付けてくれるこの木はとてもよい子だ。サクランボに勝るとも劣らない甘酸っぱさに酔いしれている。






投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-6-3 5:46:45 (513 ヒット)



昨年の秋にばっさりと枝を切り落として、すっきりしたサザンカ。その根元に置いてあった鉢植えのテッセンがこのサザンカに取り付いた。枝がまばらのため、光が差し込み、上に上にとぐんぐん伸びる。根っこは鉢を貫通し地面にくい込んでいる。鉢の直径十センチからは想像もできないくらいの成長ぶり。ジャックと豆の木の物語を彷彿させる。五月の天候不順でなかなか蕾が開かなかったが、6月の声をきいてようやく開花し始めた。道行く人からは、「これはトケイソウ?」と度々尋ねられるのだが、そのたびに「テッセンです」とキッパリ答えている。たしかにパッと見、トケイソウに見えなくもないけれど、これは立派にテッセンです。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-30 18:00:21 (461 ヒット)

庭にいくつか花を植えておけば、季節ごとにいろいろ楽しめる。特に春から夏にかけてのこの時期は、次から次にいろんな花が咲いてきて、お楽しみの季節。朝夕庭に出でみると何かしらの発見がある。一番目につくのが雑草。見つけた時に取るようにしているのだが、きりがない。今の時期だとバラの蕾や葉っぱの様子が気にかかる。油断をするとアブラムシが取り付くし、葉っぱも病気になりやすい。種を蒔いてから二葉が出て、その後移植した朝顔も気になる。このところの天候不順で成長が遅い。
今朝はシャクヤクが開いて来たので摘んできた。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-29 18:30:33 (438 ヒット)




開花直後

早すぎる梅雨前線と時ならぬ台風2号の接近で、富山の天気はぐずつき模様、というか今日に至っては荒れ模様。開花直前の我が家の花達も足踏み状態が続いている。雨が好きな花達も、日照不足では本来の勢いがない。そんな中、家に取り込んである花はいくらかマシと言える。先日花開いたデンドロもその一つ。満開までは数日かかると思っていたが、今すべての花芽が開花した。まだ幼さが残る十代の少女のような雰囲気。これまで2年以上も待った甲斐があった。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-28 5:20:00 (679 ヒット)



シラー・ペルビアナという。去年あたりからいつのまにか庭に生えてきたのだが、昨年はついに花を見ず。葉っぱの形状がオーニソガラム・アラビカムに似ているので、それなら植えたことがあるので、その球根が残っていたのかなと思っていた。今年になって花芽が伸び始め、その立ち方もやはりオーニソガラムそっくり。だが、花が開いて驚いた。想像もしていなかった青い、星型の花びらが出現した。はたして、なんていう名前なのだろうか。ネットで「紫の星みたいな花」で検索。すると、「シラー・ペルビアナ」がヒットした。まさしくその花であった。散りばめた夜空の星のごとく、とても気に入っている。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-26 6:16:44 (694 ヒット)

このデンドロ、まるで木に花という実が付いているくらいタワワに花芽が育ってきた。うちにやってきたのは2年以上も前。すでに花が終わっていたが、咲けばもうけものという程度に思っていた。翌年、株が充実してきて花の予感があったのだが、葉っぱの鑑賞だけで終わった。やっぱりそんなもんだろう。それでも艶のある緑の葉っぱはなかなか見応えがあった。そして去年の暮、花芽らしき「できもの」が茎のあちこちに付いてきた。これがまた全然大きくならない。本当に花芽なのかと、訝った。それが、五月に入ってから少しずつ育ってきて、気温の上昇とともに、中旬ごろから急速に大きくなり始めた。そして、ついに花開。眺めるたびに笑みがこぼれてしまう。美味しいものに出会ったときと似たような感覚。まだ咲き始めて5日ぐらい、満開までしばらく時間がかかりそう。それがまた楽しみの一つでもある。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-25 18:57:13 (494 ヒット)









ようやくニンニクの茎を食べる時がやって来た。ニンニクの欠けら3つを植えてから半年、順調に育ってくれた。たった3本だが、とてもうれしい。ベーコン、玉ねぎと一緒に炒めて、朝食のおかずに。残るは地中のニンニクのみ。これも掘り起こすのが待ち遠しい。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-21 21:12:50 (534 ヒット)





今日夕方、家に帰ってみるとクレマチスが開花していた。この花、蕾が膨らんできてから、いつ咲くか、いつ咲くかと楽しみにしていた。このクレマチス、去年は花芽が出来たものの、毒蛾用の消毒液がもろに花芽に当たり、開花しないままに枯れてしまった。死んでしまって、かわいそうなことをした、と、その後手入れもせずに放って置いた。だが、今年の早春より、芽が出始め、初めは何の花だか分らなかったのだが、だんだん成長するにつれてクレマチスの体をなしてきた。蕾ができてからも、どういう花だったか、見当もつかなかった。何しろ昨年は咲かなかったし、買ったとき苗に付いていた名前も覚えていない。すっかりあきらめていた花だけに、喜びもひとしおだった。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-20 5:23:10 (476 ヒット)





セッコクの紅花が花開した。花芽をつけ始めてから、だんだん膨らんできて、どんな花が咲くのか、ワクワクしながらの数か月、一つも欠けることなく無事咲いてくれた。開花直前は小娘を思わせる躍動感があり、それはそれで初恋にも似た楽しい期間であった。こうして満開になってみると、華やかで、ボリュームもあり、大人の魅力たっぷり。しばらくはお祭り気分に浸らせてくれそうだ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-12 18:22:32 (481 ヒット)







去年の秋に植えたニンニクが春になってぐんぐん大きくなってきた。今は背丈が70センチもある。中のニンニクも順調に育っていると思うとワクワクする。

ニンニクとカツオブシ


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-6 18:14:25 (631 ヒット)










大爆発

比較的というか、育て方が簡単で楽なランがキンギアナム。水やりもそんなに手間がかからない。冬の寒さにも強く、今年のような例年にない厳寒の富山でも家の縁側で冬越しできた。白、ピンク、紫と楽しめる。種類によって香りも若干異なるが、嫌らしくない甘い香りが漂ってくる。最後に残った紫の花が、5月の陽気に誘われて今日ようやく開花した。これで、キンギが全て咲きそろったことになる。種類がいくつかあると、開花時に差があるので、順番に次々と楽しめる。同時期にセッコク、デンドロ、などが咲いてきて、ランの春といったところ。



投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-1 18:09:43 (547 ヒット)

息子から手渡された二冊の本「高熱隧道」「錦繍」はとても面白かった。今度は息子の方から何か面白い本はないかと尋ねてきた。迷うことなくチャンドラーの「ロング・グッド・バイ」を紹介した。近々に読んだ中ではなかなかの出来だったからだ。はたして自分が味わった思いを息子はどう感じるのだろうか。そこに興味があった。数カ月して、息子が「あの本読んだよ」との返事。「うん、面白かった」「あれは村上春樹が自分の訳し方を試したかったのだと思うよ」そこまで斜めに読まなくてもよいと思うのだが、息子もまた私と同じような捉え方をしていた。つまり「あれは村上春樹の『ロング・グッド・バイ』なのだ」と。邦訳物を読む楽しみの一つに、オリジナルをネイテイヴはどう読むのだろうかと想像しながら読むということが挙げられる。それを息子も感じてくれたのだと思う。
次に息子に読んでほしいと思っているのは、中国人が英語で書いたものを邦訳した「自由生活」(ハ・ジン著)。これもなかなか読みごたえがあり、いろいろと考えさせられた作品だ。将来を模索する息子の年頃にはぜひお勧めの一冊である。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-25 18:53:08 (463 ヒット)



富山県の県花といえば「チューリップ」。我が家のチューリップは黄色と赤とツートン使い。葉っぱもよく見ると二色。花の中を覗き込んでも二色。飴細工みたいでとても気に入っている


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-23 19:13:41 (618 ヒット)



我が家の花見は、鉢植えのケイオウザクラ。2年目の春、今年もありがとう。品の良い色と花ぶりだ。昨年、知人からケイオウザクラということで譲り受けた。しかし、ネットで調べてみると、花付きが微妙に本家とは違うような気がする。どんなもんでしょう。

その後調べたら、「旭山桜」に類似しているようだ。やはり「ケイオウザクラ」でないみたい。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-15 19:08:07 (2203 ヒット)



1997年というから、今から二昔も前になる。NHK朝の連ドラで『あぐり』をやっていた。狂言師野村萬斎演ずる個性豊かな主人公の立ち居振る舞いが色濃く残る。そのドラマの原作が『梅桃(ユスラウメ)の実るとき』。作者「吉行あぐり」の自伝である。ドラマの中身は忘れてしまったが、ユスラウメというものがあることを、このとき初めて知った。どんな梅なのか、ドラマの中で出てくるのかな、などと興味を持ってドラマを見ていたのを思い出す。だが、なかなか出て来なかったように記憶する。ただ、赤い実が庭の塀越しに覗いていたのが、一度か二度あったような、そんなうろ覚えしかない。
我が家にユスラウメの苗が来てから、四度目の春。順調に育ってくれて、早、自分の背丈くらいになった。適当に剪定をやっているが、残った枝、伸びてきた枝という枝全部に花が付いている。小さな花で派手さはないが、小紋のような印象を与える。年々付く実が多くなり、去年は食べきれないくらいに赤い実がなった。あの甘酸っぱさは、サクランボにも劣らない。ユスラウメの花が咲くとき、と、実るときを毎年心待ちにしている。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-14 20:10:08 (497 ヒット)





どうして、こんな蛍光ピンクのような鮮やかな色が出るのか、不思議。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-8 18:12:27 (510 ヒット)



こちらは鉢植えの方


リュウキンカ、この花は繁殖力旺盛。最近はあちこちの庭先でよく見かける。濃い緑の葉っぱが勢いを感じさせる。日に当たると真っ黄色の花が輝いて見える。我が家の庭ではあちこちはびこってきたので、今では一か所にしてしまった。アジサイやバラ、他の樹木が芽吹く頃に咲いてくれて、春を告げる花の一つだ。一方、鉢植えにした種類の違うものも植わっているのだが、こちらは花付きが良くない。葉っぱが小さく花の色もややオレンジがかっているので気に入ってはいるのだが、ここ2年、一つしか花芽が出て来ない。はたして、土が悪いのか、根詰まりを起してるのか、鉢植えが気に入らないのか、難問を投げかけている。今年はばらしてやって、来年に期待してみようと思う。うまくいかないのも楽しみの一つ


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-7 6:53:59 (506 ヒット)



クロッカスはあんまり期待しているわけでもないのだが、春になると庭のあちこちから顔を出す。なんでこんなところから、という場所からも芽が出てくる。土いじりをしていて、混ぜ変えたりしているうちに、知らぬ間に球根がそこに埋まってしまうらしい。しかし、こんなサプライズは大歓迎。なにやらミッキーマウスに見えてくるのは小生だけだろうか。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-5 6:28:38 (528 ヒット)



ホームセンターやガーデンセンターに行くと、ユキワリソウがいっぱい並んでいる。一昔前と違って、今では栽培方法が確立され、量産体制が整ったためか、比較的安く手に入れることができる。しかし、気に入ったものとなると、千円以上もするものはざら。一芽三百円から五百円といった具合。
これは地元産品を扱っている直売所で買い求めたもの。清楚で可憐な趣がお気に入り。値段も安かった。直売所のものは良心的な価格設定でかつ物も良いものが多い。一冬越すたびに、はたして花芽が上がって来るか、不安な気持ちでいっぱい。去年の猛暑に耐え、今年の冬の厳しさもしのぎ、もどうやら、春を迎えることができたようだ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-3-27 18:50:15 (492 ヒット)





久々に剱を眺めるのもよいだろう。行く当てもなく、地図もなく、気の赴くままに雪を拾って斜面を登る。どこの尾根だか、ピークだかわからない。稜線の木々と青空の境を目指すのみ。伊折の車止めから歩いて4〜5時間もあれば行って来られる。身を春の雪の中に解き放つ心地よさ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-3-27 7:09:44 (559 ヒット)

恒例のクリスマスローズ品評会。

・女王は4年間君臨。風格が違う。




・クイーン。エレガントですなぁ


・若草物語


・プリンセス。花が咲くまでにまる2年かかった。地植えにしたが、思ったより背丈が小さかった。鉢植えの方が合ってるみたい


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-3-23 21:21:31 (519 ヒット)







クリスマスローズは地植えと鉢植え双方が植わっている。外に出してあれば咲き始めの時期にはあまり大差がないように思う。それぞれ一長一短があるが、地植えの方が水やりの手間がかからず、管理が楽のような気がする。鉢植えのはどこにでも移動できるので、咲き始めてから、家の中や玄関先に移して眺めている。しかし、こちらは水やりがキモで、種類によっては根ぐされに細心の注意が必要。この花も花期が長く、ゴールデンウイークぐらいまでは十分楽しめる。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-3-23 8:45:16 (476 ヒット)

今回の地震による被害は甚大で、その悲惨さは想像の域をはるかに超えている。被災にあわれた方々の暮らしはいかばかりと思う。我が業界での被害も甚大だ。我々の商売は家を離れ、遠くの商地に宿をとり、その地のお得意さんを訪問する。その家々が粉みじんになり、流されたとあっては、商売そのものが成り立たない。訪問する家が無いのだから。その地域に懸場(商圏)があった薬屋さんは途方に暮れている。また、運よく家が残っていたとしても、その地に出向いて商売していくのは困難を極める。さらに、その地よりやや離れた地域での商売も容易ではない。物資不足(特にガソリン)が深刻で、計画停電が日常となれば、とても商売どころではない。小生も地震後、一週間ばかり群馬の片田舎で仕事をしてきたが、ただただ驚くばかりであった。直接の被害がない彼の地でも物資不足は深刻だった。スーパー、ホームセンターには何にもない。パン、納豆、豆腐、餃子、電池、缶詰、ヨーグルト、紙おむつ、ローソク、お米まで売り切れ。ガソリンスタンドは連日長蛇の列。運が良ければ10リットル入れてもらえることも。朝5時から順番をとる人もいる。そして、一日に2度あることもある計画停電。日中ならまだいいが、朝晩の一番必要なときにこれが廻ってくると不便さこの上なし。しかも約3時間も続く。スーパーでは魚類はからきし売れない。町にある魚屋さんは店を閉めた。工場も停電時間に合わせて稼働しなければいけない。生活してくうえでのストレスが上がる一方。
被災地から遠く離れた長野に近いこの地でもこんな有様なのだから、被災地や隣接する地域の生活は想像もできない。そんな中で、その地に出向き商売をしなければならない薬屋さんも大変だと思う。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-3-13 20:07:08 (483 ヒット)



3月ともなると、陽気が違う。我が家のラン達も気持ちよく咲いてくれた。左から、パフィオ、これは正月から咲き続けている。次がシンビジウム、富山県中央農業高校の生徒の実習直売品、無事咲いてくれてよかった、ビロードのような花に魅せられる。次はデンドロ、株が小ぶりの割には花が大きく、真っ白な花弁が清楚な印象を与える。そして、右端が、セロジネ、一つ一つの花を見るとやわやしい感じなのだが、やや離れて全体として眺めると存在感がある、ほのかな香りも魅力の一つ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-2-16 18:50:24 (708 ヒット)



税の申告のため帰省したら、セッコクが咲いていた。
セッコクを知ったのは3年ほど前。群馬のお得意さんから、直径3センチほどの小さな素鉢に植えこんであったものを頂いたのが最初。枯してはいけないと思い、大事に育てている(つもり)。とは言っても、さほど手のかかることはしていない。冬だけ家の中に取り込んで、寒さをしのいでやり、4月から12月までは庭のモミジの木の木陰に置いている。それがいいのか悪いのかは分からないが、おそらくこの花には合っているのだろう、毎年花を付けてくれている。群馬のお得意さんの家ではほぼ年中野外で育てており、200から300鉢以上も並んだ棚はすばらしいの一言。きれいに整理され、品種名もきちんと打ってある。これだけの鉢を管理するのは並大抵のことではないだろう。
以来、あちこちの庭先のセッコクにも目が行くようになった。知らなければ、冬枯れの鉢に植わっているセッコクを見ても、ただの枯れた草にしか思えなかったであろう。パッと見、枯れたデンドロか節のある草にしか見えない。これが、春になると可憐な花を咲かせる。葉っぱが出て来て緑が増す。花の色、斑の入り方、香り、葉っぱの風情、が、小さなくせにとても変化に富んでいる。熱烈な愛好家が居るのも頷ける。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-2-4 7:03:03 (526 ヒット)



大雪の知らせをきいて、群馬から一時帰宅した。我が宿のある上州富岡は、青空続き。一か月以上も雨が降っていない。冬枯れの地面と乾いた空気、そこは茶色の世界だ。一方、富山は連日の雪、雪、そして雪、曇天と辺り一面白一色の世界。表日本と裏日本、陽と陰。洗濯物が半日で乾き布団も毎日干せる、方や、部屋のファンヒーターを全開にしても三日は乾かない。たった4、5時間しか離れていないのに、両極端の生活環境。富岡の人には富山の冬の大変さは絵空事にしか思えまい。富岡の冬は天国だ。上州とはよく言ったものだ。

ロウバイは真冬に咲く。春一番に咲いてくれるこの花は、花の無い時期にはとても貴重な存在だ。全てが茶色の世界の冬の上州にあっては、黄色のロウバイはあまり目立たないが、この花は切り花にしてこそ真価が発揮される。つーん、としたなんとも言えない、メントールにも似たほの甘い香り。玄関先にでも生けてあれば、戸を開けた瞬間にロウバイの匂いとわかる。なにか浄化作用でもあるかのような高貴な香りだ。そして目に映るのが、やや透明の薄黄色の花。まるで「ロウ」細工のような花。派手さはないが、品の良さを感じさせる。

この花を、正月に楽しもうと、昨年の春に松井田町で苗を購入して、我が家の庭に植えた。一夏で大きくなり、12月には少しだが花芽も着き出した。年の暮れに、小枝を取って、花瓶に挿して、正月を迎えた。しかし、花芽は一向に大きくならず、気温が低いのでダメなのかなと諦め半分で、放置したまま旅に出た。そして、今回、帰ってきて、縁側に開花したロウバイがあった。やっぱり生きていたのだ。花数こそ少ないが、つんとした上品な香りを漂わせている。よかった〜、大満足。これを机の上に置いて愛でながら、今この記事を打っている。本当にロウで作ったみたいな花だ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-1-15 6:07:52 (526 ヒット)

富山の薬屋さん、この業界は「会合」がとても多い。特に正月は会合が目白押し。大きく分けると、各地に赴く薬屋さんのその出先ごとの集まり、薬屋さんの住所地による集まり、そしてそれらを縦横に束ねる集まり、などがある。さらにトップには、日本全国ブロックごとの集まりと全国会議がある。それだけ会合があるから、それだけの数の組織が存在する。この業界に入ってまず驚かされるのが、その組織の複雑さ。十年ぐらいは何がなんだかさっぱりわからない。最近の業者さんの中には、これを敬遠する向きも多い。しかし、これらは昔から継承されている「仲間組」の延長である。1690年に始まり、300年以上も続けられてきたのも、仲間同士の団結力があったればこそである。
今年に入って、4、5、7、8、11、12、13、14日と何らかの会合に出席してきた。皆で情報の交換と、今年一年のことについて話し合う。その会合も今日が最後の日。明日一日休んで、いよいよ、あさって旅に出る。


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