投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-21 21:12:50 (534 ヒット)





今日夕方、家に帰ってみるとクレマチスが開花していた。この花、蕾が膨らんできてから、いつ咲くか、いつ咲くかと楽しみにしていた。このクレマチス、去年は花芽が出来たものの、毒蛾用の消毒液がもろに花芽に当たり、開花しないままに枯れてしまった。死んでしまって、かわいそうなことをした、と、その後手入れもせずに放って置いた。だが、今年の早春より、芽が出始め、初めは何の花だか分らなかったのだが、だんだん成長するにつれてクレマチスの体をなしてきた。蕾ができてからも、どういう花だったか、見当もつかなかった。何しろ昨年は咲かなかったし、買ったとき苗に付いていた名前も覚えていない。すっかりあきらめていた花だけに、喜びもひとしおだった。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-20 5:23:10 (477 ヒット)





セッコクの紅花が花開した。花芽をつけ始めてから、だんだん膨らんできて、どんな花が咲くのか、ワクワクしながらの数か月、一つも欠けることなく無事咲いてくれた。開花直前は小娘を思わせる躍動感があり、それはそれで初恋にも似た楽しい期間であった。こうして満開になってみると、華やかで、ボリュームもあり、大人の魅力たっぷり。しばらくはお祭り気分に浸らせてくれそうだ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-18 18:36:04 (725 ヒット)







本日はお日柄もよく、山登り。5月の20日前後はこどもの日と並んで天気の特異日、晴れの確立が高い。と自分で決めている。登山条例適用外のこの時期は気楽に早月尾根に行ける。雪もたっぷりあるし、小屋まででも十分に春山気分が堪能できる。体力があれば本峰まで日帰りするにはよい時期でないかと思う。何しろ下りが断然早いし、楽だ。小屋からの景色は超弩級。雪と岩の殿堂「剱」の大パノラマが眼前に迫りくる。そんなこんなで、伝蔵小屋までは何度も訪れている。今年は残雪も多く、雪の量としては例年のGWの頃に匹敵するのではないだろうか。GWの下山時いつも楽しみにしているコシアブラはようやく芽が出たばかり。松尾平のカタクリは今が旬。
小屋に着いたとき、ちょうどガスが上がってきて剱は雲の向こうにかき消されてしまった。パンをほお張り下りにかかる。下りはいつものごとく、脱兎のごとく。1200mベンチのすぐ上まで、右斜面の雪を拾って一気下り。雪が多いので、ここから白萩川までも下れるのだが、夏道に仕事が残っているので、登山道を行く。登り3時間半、下り2時間。今日の獲物、コシ、ユキザサ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-16 20:25:08 (561 ヒット)



今から十年も前になろうか。山仲間から「干し納豆」と「ゆで落花生」なるものを教わった。いずれも山のテントの中で酒のつまみとして出されたものだが、それまで存在すら知らなかっただけに、かなりのインパクトを受けた。「そんなもんあるんけ」。それが、どちらも美味このうえない。酒の肴としては最高の部類に入る。おそらく大抵の酒好きはハマってしまうのではないだろうか。
最近になって、あの味が恋しくて、また取り寄せようと思いつつも、なんとなく面倒な感じがしていたところ、あの地震。茨城も大打撃を受けたようだ。被災地の方に役に立ちたいという気持ちもないではないが、やっぱり美味しいものが食べたい、との思いから、ネットで調べて、取り寄せることにした。
久しぶりに食べて、よみがえるあの味。テントの中で語らったあの情景が浮かぶ思い浮かぶ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-14 20:03:54 (877 ヒット)

同行者:K
久しぶりの大熊山。2005年の春は小又川の第一堰堤すぐ手前のルンゼから取り付いた。そのとき以来。今回は夏道のついたその登山道を辿って。大猫、細蔵、クズバに開かれた登山道のどれよりも歩きやすい。植生も豊富であきのこない道だ。今回はイワウチワが道案内を担ってくれた。1200mから雪を拾って緩やかな稜線を行く。今日は好天が約束されていると思っていたのに、お日さんが出てこない。山頂につくと、なんだか微妙な天気、剱方面は怪しい雲で覆われていた。久しぶりに山仲間としゃべくりながらのゆったりとした山行き。行き3時間、下り2時間半。今日の獲物、コゴミ、コシ、エノキ。





投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-12 18:22:32 (481 ヒット)







去年の秋に植えたニンニクが春になってぐんぐん大きくなってきた。今は背丈が70センチもある。中のニンニクも順調に育っていると思うとワクワクする。

ニンニクとカツオブシ


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-11 18:32:36 (696 ヒット)



先週末届いたお取り寄せの梅干し2キロ半。この梅干しはただものではない。塩だけで漬け込まれ、丁寧に干されて出来上がった逸品だ。もちろん塩以外は無添加、無着色。自然のウメの色が出ている。うちではこれをおにぎりの具として使っている。見た目がシンプルなら、味もまたシンプル。梅と塩の味しかしないが、そのバランスが絶妙で、思わず笑みがこぼれてしまう。シンプル・イズ・ザ・ベストとはまさしくこの梅干しのことだ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-9 20:48:44 (1771 ヒット)





昨日、目いっぱい働いて、帰宅してから町内会の集まりと、無茶苦茶忙しかった。一日終わってみるとくたくたに疲れ果て、もう年かなと思いながら寝床に着く。朝起きてみると、よい天気ではないか、昨日の疲れはどこへやら、まだまだやれると動き始める。だが、おにぎりを作ってから家を出たのが6時過ぎ、この時間ではそんなに高い山へは登れまいと、とりあえず、車を走らせる。コンビニに寄って缶コーヒーを物色する間に今日の目的地を定めた。
今年は残雪が多く、どこにでも好きなようにルートが取れる。ようやく春めいてきた山。小鳥達のさえずりも始まった。誰もいない静かな山歩きだ。今日は体調もよく、足の運びも軽やか。もっとも、先日の鍬崎山より5キロ近く荷を減らしているのだ。どこへでも、いくらでも歩けそうな気がする。明らかなクライマーズ・ハイ、陶酔感に浸っていると、次の瞬間、本当にそっけなく山頂に出てしまった。
帰りはいつものごとく、脱兎のごとく。この辺りはまだ残雪も多く、山菜は望めないだろうと、なにげなく辺りをみていると、倒木になにやら黄色いものがポツリポツリ。もしやと近寄ってみると、春に生えるキノコではないか。それも上物のエノキ。みずみずしく照り輝いている。まさかと思いながら、一掴み、いつものように一杯の味噌汁分だけ獲ってきた。帰ってからネットで調べてみると間違いない。また春の楽しみが一つ広がった。明日の朝はエノキの味噌汁だ。うちの庭のミツバで香りを添えよう。アサツキをたっぷり刻んで混ぜて作った卵焼きも作ろう。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-8 21:01:07 (421 ヒット)

この本はいわゆる良書である。質のよいテレビドラマを見ているようだ。出版元は・・・なるほどNHK出版か。

天安門事件を前後に中国を飛び出し、アメリカでの成功を夢見る家族の物語。冒頭から天安門事件についての記述があり、なにやら波乱万丈の筋立てを思わせる。しかし、そこは抑えて、というか物語の底流としてあるにはあるが、ことさら事件が主体となっているわけではない。どちらかというと地味なストーリー展開といえる。淡々と描かれる家族の物語から実に多くのことを考えさせられた。

まず、天安門事件が起こったのが1989年6月4日。当時私は齢30を超え、所帯を持ち、いっぱしの大人になっていたはずなのに、この事件についてはほとんど何も知らなかった、何も思わなかった。マスメディアを通して盛んに報道されていた記憶はあるが、「また中国で騒動が起こっている」というくらいにしか感じていなかった。「捉えどころがない国、中国」では「何が起こっても不思議ではない」そのくらいにしか思っていなかった。今にして思えばなんと子供子供していたのだろう。自分のことだけしか考えていなかった。

中国は意外に自由な国だ。「捉えどころがない国、中国」では何もかもが抑制された生活なのでは、という思いが強かった。しかし、この物語を読む限りそうではない部分も多くあるようだ。アメリカや他の自由主義国にも自由に渡航できる。それが驚きの一つ。現在、当地のような片田舎の富山県にも中国から多くの観光客が訪れていることを踏まえれば、格別驚くべきことには当たらないかもしれない。天安門事件で抑えられていた市民が、割と容易に海外に飛び出せることに、肩すかしをくらったような気分。

中国から出奔した主人公のアメリカでの知人はみな高学歴な人ばかり。主人公自体中国の大学で学位を取得しているエリートなのだが、アメリカの大学でさらなる学歴を積もうとしている。登場人物は画家、詩人、小説家などが出てくるが、皆そんな人ばかり。今の中国を動かしているのは、欧米帰りの学位取得者達、といつかNHKの番組でやっていたが、それは一つの見方として正しいようだ。本書では、主人公は本当の自由を得るためにアメリカへ渡るが、それは母国中国との決別を意味する。アメリカで学位を取って中国に錦を飾る思いは微塵のかけらもない。

アメリカでは中国の学歴など通用しない。自由を求めてアメリカに渡ってきた移民にとっては、アメリカでの「仕事」のみが評価される。自由を手に入れることと生活していくことは同じこと。主人公は詩人になりたくて、それを夢見てアメリカで暮らす。しかし、自らだけではなく、妻と子供を養っていかなければならない。生活とはまず食べること。そのためには、中国の学歴、学位などなんの役にもたちゃしない。自らの手で食い扶持を確保しなければならない。これは全てのアメリカ国民にいえること。すなわち、自由生活の対価として、自分を確立しなければならない。主人公はレストランの見習いから始め、やがて自分の店を持つようになり、結果、それなりの収入を得、住む場所も手に入れ、成功者の一人となった。その間、食べていくための労働に全力を注ぎながらも、詩作への情熱は消えなかった。しかし、自分の思い描いていた「詩人」とはどこかが何かが違うことに、主人公は自問する。それは母国中国語で詩を書くか、英語で詩を書くか、そういうことにも繋がってくる。ネイティヴでない主人公が英語で書いた詩をどれだけの人が理解してくれるか、主人公自身どれだけ英語に堪能であっても、限りなくネイティヴに近付くことはできても、所詮中国人の英語にすぎないのではないか。

この作品は作者の自伝小説ともいわれている。作者自身、作品の主人公と似たような体験をし、現在アメリカで活躍している。ばかりではなく、アメリカで最高の小説家の一人と目されている。移民としてアメリカに渡った中国人が英語で出す小説に多大な評価が置かれ、全米図書賞など栄誉ある賞をいくつも叙されている。その中国人が英語で書いた小説を日本語に訳した作品を読む、というのもまたおつなものではないだろうか。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-6 18:14:25 (631 ヒット)










大爆発

比較的というか、育て方が簡単で楽なランがキンギアナム。水やりもそんなに手間がかからない。冬の寒さにも強く、今年のような例年にない厳寒の富山でも家の縁側で冬越しできた。白、ピンク、紫と楽しめる。種類によって香りも若干異なるが、嫌らしくない甘い香りが漂ってくる。最後に残った紫の花が、5月の陽気に誘われて今日ようやく開花した。これで、キンギが全て咲きそろったことになる。種類がいくつかあると、開花時に差があるので、順番に次々と楽しめる。同時期にセッコク、デンドロ、などが咲いてきて、ランの春といったところ。



投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-5 5:29:43 (644 ヒット)







なんやかんやで、楽しみにしていた連泊山行は行けなくなった。ついこの間すっぽかした年末山行のこともあり、自分的にはもう仲間から見放されてしまった感が強い。今度の連休後半は天候も落着いて、チャンス到来だったのに。自由に使える日は今日しかなかった。
スキー場のゴンドラが朝6時から開業しているので、それを使って鍬崎山を目指すことにした。このゴンドラ、朝6時からとは、大いに褒めてあげたい。以前は8時ごろ始発ではなかったか。それに比べて、称名道路の桂台のゲートが開くのは朝7時。せめてあと1時間は早めて欲しい。7時ゲート発では、大日岳までの長丁場、時間に余裕が持てないからだ。5時でもいいような気がする。そうすればもっと大日岳に登る人が増えて、山小屋利用者も増えるのでは。
ぽつぽつと歩いていたが、1700mへの登りの途中から息が上がってきた。しまいには、いつもの動悸と不整脈。これが始まると息が苦しいだけでなく、血流も悪くなり、足がだるく前に進むのが辛くなる。最悪の場合、過呼吸や心臓に細動が走り、動けなくなってしまう。いつの日からか、山に入るとたまにこんな症状が出るようになってきた。パーティーを組んでいる場合には、途中ビバークを強いられたこともある。かといって、必ず起こるというわけでもない。以来、富山の伝統薬『六神丸』を携行するようになった。ゴマ粒くらいの小さな粒なのだが、これを3粒、舌下に入れて溶かしていく。ほのかなセンソの苦味と刺激が口内に広がる。水を飲み、一息入れて、登り出す。急には動悸は収まらないが、プラセボ効果も手伝ってか、精神的には余裕がでてきたようだ。一歩一歩登り続けること、それに結果が付いてくる。
1700mの登りは本当にきつかった。それを過ぎたあたりから、薬が効いてきたのか、呼吸も普通の運動時のそれに戻り始めた。動悸も収まってきた。呼吸を整えさすれば苦しくはない。足のだるさも解消された。それでも何人もの登山者に追い抜かれ、やっとこさでピークに辿りついた。心臓が停止する前に山頂に立てて本当によかった。
一切れのパンをほお張り、すぐに下山にかかる。下りは、いつものごとく、脱兎のごとく。大品山では山女子とそれに群がる山男子で賑わっていた。瀬戸蔵山ではチワワを連れたご婦人がフルートを奏でていた。ゴンドラ山頂駅周辺、子連れの家族客で賑わう。ゴンドラ下の残雪を拾って駐車場まで歩く。いろいろあった今日の山行を振り返りながら、キクザキイチゲの咲くゲレンデを歩く。登り4時間20分、下り2時間45分。今日の獲物、コゴミ、フキノトウ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-5-1 18:09:43 (547 ヒット)

息子から手渡された二冊の本「高熱隧道」「錦繍」はとても面白かった。今度は息子の方から何か面白い本はないかと尋ねてきた。迷うことなくチャンドラーの「ロング・グッド・バイ」を紹介した。近々に読んだ中ではなかなかの出来だったからだ。はたして自分が味わった思いを息子はどう感じるのだろうか。そこに興味があった。数カ月して、息子が「あの本読んだよ」との返事。「うん、面白かった」「あれは村上春樹が自分の訳し方を試したかったのだと思うよ」そこまで斜めに読まなくてもよいと思うのだが、息子もまた私と同じような捉え方をしていた。つまり「あれは村上春樹の『ロング・グッド・バイ』なのだ」と。邦訳物を読む楽しみの一つに、オリジナルをネイテイヴはどう読むのだろうかと想像しながら読むということが挙げられる。それを息子も感じてくれたのだと思う。
次に息子に読んでほしいと思っているのは、中国人が英語で書いたものを邦訳した「自由生活」(ハ・ジン著)。これもなかなか読みごたえがあり、いろいろと考えさせられた作品だ。将来を模索する息子の年頃にはぜひお勧めの一冊である。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-27 18:24:41 (3133 ヒット)



食欲がわかない人、食べたくても食べられない人に
富山オリジナルブランド胃腸薬「エッセン」

【胃腸機能を改善する6つの和漢生薬】
「エッセン」は、胃の働きを良くするニンジン、サンショウ(辛味性生薬)、ショウキョウ(辛味性生薬)、さらに腸の働きを整えるウバイ、サンザシ、胃腸に関係の深いカンゾウを配合した健胃・整腸薬です。食欲がわかない、食がすすまない、胃腸が弱くて食べたくても食べられない人におすすめする和漢生薬製剤です。

【のみやすいチュアブル錠】
「エッセン」はのみやすさや使いやすさにこだわり、かみ砕いたり口中で溶かして服用するチュアブル錠にしました。錠剤やカプセル剤、粉薬などに比べて服用しやすく、水なしで服用できます。飲み込む力が弱くなった人にも安心して服用いただけます。

【産・官・学の連携による富山オリジナルブランド医薬品】
「エッセン」は、薬都・富山の産官学(富山大学、富山県、富山県内製薬企業)が連携し、英知を結集して共同開発された医薬品です。和漢の知恵と経験を生かし、長年培った製剤技術に基づいてつくられた今までにない新しいタイプの胃腸薬です。

●配合生薬のサンザシ(山査子)は中国で、ウバイ(烏梅)は日本で、それぞれ古くから食用として用いられ、消化機能の改善を促すことなどが知られており、日中の伝統的医薬の知恵を生かした処方構成となっています。特にサンザシの甘酸っぱさがだ液の分泌を促し腸管活動を活発にして食欲増進が期待できます。

●効能・効果
食欲不振(食欲減退)、胃部・腹部膨満感、消化不良、胃弱、食べ過ぎ(過食)、飲み過ぎ(過飲)、胸やけ、もたれ(胃もたれ)、胸つかえ、はきけ(むかつき、胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、嘔吐、整腸(便通を整える)、軟便、便秘

●用法・用量
成人(15歳以上)  1回3錠
1日3回、食間にかみ砕くか又は口中で溶かして服用して下さい。

(記事引用元 社団法人 富山県薬業連合会


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-25 18:53:08 (463 ヒット)



富山県の県花といえば「チューリップ」。我が家のチューリップは黄色と赤とツートン使い。葉っぱもよく見ると二色。花の中を覗き込んでも二色。飴細工みたいでとても気に入っている


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-25 18:41:27 (453 ヒット)

時空を超えることが出来る「トラヴェラー」と、それを守る「ハーレクイン」。そして彼らに立ちはだかる悪の組織「タビュラ」。新たなヒーロー物語の誕生といったところ。三部作の一作目とあるが、今回ではまだ「トラヴェラー」の能力は全開には至っていない。
作者の素性は明らかにされていが、なんとまぁ、人を食ったようなペンネームだろうか。文中には日本の武道や文化に係る場面が度々出てきて、これはよく書かれている。もしかしたら作者は日本人ではないかと思われるくらい描写に違和感がない。かなり日本に造詣が深い人物とみた。話の筋仕立てもアニメのそれに似た雰囲気が漂い、本当に日本人ではないかと思ってしまう。読みながらSF映画に浸っているようで、映像化を前提に書かれた作品と感じた。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-23 19:13:41 (618 ヒット)



我が家の花見は、鉢植えのケイオウザクラ。2年目の春、今年もありがとう。品の良い色と花ぶりだ。昨年、知人からケイオウザクラということで譲り受けた。しかし、ネットで調べてみると、花付きが微妙に本家とは違うような気がする。どんなもんでしょう。

その後調べたら、「旭山桜」に類似しているようだ。やはり「ケイオウザクラ」でないみたい。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-17 16:59:52 (448 ヒット)

もし、一番最初に読んだ本がこの一冊だったら、本なんてものはつまらない、何書いてあるんだか、ちんぷんかんぷん、理解できない。と、本から遠ざかってしまうかもしれない。一から十まで荒唐無稽の内容。裏を返せば、それほどインパクトのある作品ともいえる。舞台は南米らしきところにある、マコンドという小さな町。そこに暮らすブエンディア一族の年代記と町の盛衰を描いた物語。登場するブエンディア一族は同じ名前ばかり。幾代にも渡り同じ名前が受け継がれていく。それがややこしいかと思えば、意外とそうでもない。同じ名前でありながら、それぞれのブエンディアに物語があり、それぞれの個性がついてまわる。次々と放たれる挿話がそれぞれのブエンディアを物語っている。読者はその挿話によって各々のブエンディアを頭の中に描き、出てくるブエンディアごとに抽斗を開けたり閉めたりして同じ名前の登場者を入れ替えする。空飛ぶ絨毯、浮遊する神父、錬金術、ホメオパスなどがモチーフとなったりして、ファンタジーのような印象を受ける。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-15 19:08:07 (2203 ヒット)



1997年というから、今から二昔も前になる。NHK朝の連ドラで『あぐり』をやっていた。狂言師野村萬斎演ずる個性豊かな主人公の立ち居振る舞いが色濃く残る。そのドラマの原作が『梅桃(ユスラウメ)の実るとき』。作者「吉行あぐり」の自伝である。ドラマの中身は忘れてしまったが、ユスラウメというものがあることを、このとき初めて知った。どんな梅なのか、ドラマの中で出てくるのかな、などと興味を持ってドラマを見ていたのを思い出す。だが、なかなか出て来なかったように記憶する。ただ、赤い実が庭の塀越しに覗いていたのが、一度か二度あったような、そんなうろ覚えしかない。
我が家にユスラウメの苗が来てから、四度目の春。順調に育ってくれて、早、自分の背丈くらいになった。適当に剪定をやっているが、残った枝、伸びてきた枝という枝全部に花が付いている。小さな花で派手さはないが、小紋のような印象を与える。年々付く実が多くなり、去年は食べきれないくらいに赤い実がなった。あの甘酸っぱさは、サクランボにも劣らない。ユスラウメの花が咲くとき、と、実るときを毎年心待ちにしている。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-14 20:10:08 (497 ヒット)





どうして、こんな蛍光ピンクのような鮮やかな色が出るのか、不思議。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-13 6:29:19 (592 ヒット)

GWの山行に備え、昨日、20堋兇離競奪を背負って一歩きしてきた。ゴンドラスキー場の左端の尾根に取り付き、そのまま、山頂駅まで。上部がスキーコースになっているこの尾根は、刈りはらわれていて見晴らしがとても良い。ゴンドラ設備にさえ目をつぶれば、これはこれとしてよい尾根だと思う。途中、作業用ゴンドラが降りてきて、支柱滑車部の点検をやっていた。スキー場はまだたっぷりと雪があり、ゴンドラが休業中なのはもったいない気がする。雪上車も出て、雪面を慣らしていたから、これからGWにかけてスキー客をあてにしているのかもしれない。
山頂駅から瀬戸倉山を目指し、足を向ける。重荷はあまり感じなく、体調としては良い部類。これならGWはいけるかも。瀬戸倉山からは、北にのびた尾根を下った。途中谷間に入り込み、間違いに気付く。下りながら左へ、左へとズブズブの谷をトラバースを繰り返したが、ついに滝場に出てしまった。フル装備だし何とかなるだろうと下り続けると、ナメ滝に掛る橋に出た。そこから、粟巣野スキー場に登り返し、スキー場を下ることになった。
なんやかんやで6時間、天気も良く、心地よい疲労感に包まれ帰路に着いた。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-12 19:29:38 (563 ヒット)



富山県薬業連合会では「富山のくすり」のブランド力をさらに高め、全国の方々により親しんでいただくため、「イメージアップ・キャラクター」を一般公募で作成しました。

応募は、配置販売業に携わる青年層で構成する配置薬業青年連合会が中心となり、富山県内在住の高校生以上の方を対象として、平成22年10月10日から3ヵ月間にわたって実施。計84点の力作が寄せられ、その中から選ばれたのが、この「くすりん」です。

「くすりん」は、急な発熱や痛み、かぜなど体調の変化を感じた時、必要なくすりをいつも身近に備えていてくれる「預け箱」がモチーフ。柳行李を背負った、ハンチング帽姿の昭和レトロを感じさせる「くすり屋さん」が届けてくれた、木製の預け箱をイメージさせてくれます。その中には、ユニークなデザインの袋物のくすりや、生薬の香りたっぷりの伝統薬、そして昔懐かしい「紙風船」がいっぱい詰まっていて、人々に安心と親しみをもたらしています。

「くすりん」は、「富山のくすり」の各種イベントでお目見えするほか、キャラクターグッズとして皆様のお手元に置いていただき、さらに安心と親しみを感じていただきたいと思います。(引用元 社団法人 富山県薬業連合会 )


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-8 18:12:27 (510 ヒット)



こちらは鉢植えの方


リュウキンカ、この花は繁殖力旺盛。最近はあちこちの庭先でよく見かける。濃い緑の葉っぱが勢いを感じさせる。日に当たると真っ黄色の花が輝いて見える。我が家の庭ではあちこちはびこってきたので、今では一か所にしてしまった。アジサイやバラ、他の樹木が芽吹く頃に咲いてくれて、春を告げる花の一つだ。一方、鉢植えにした種類の違うものも植わっているのだが、こちらは花付きが良くない。葉っぱが小さく花の色もややオレンジがかっているので気に入ってはいるのだが、ここ2年、一つしか花芽が出て来ない。はたして、土が悪いのか、根詰まりを起してるのか、鉢植えが気に入らないのか、難問を投げかけている。今年はばらしてやって、来年に期待してみようと思う。うまくいかないのも楽しみの一つ


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-7 19:06:18 (380 ヒット)

「ガープの世界」で必殺の一撃を食らったジョン・アーヴィングの本としては二作目。この作品も長編。訳者自身あとがきで書いているが、確かに長い。しかし、長いわけには理由があった。上・下二巻からなる本書は、一つの物語でありながら、二度楽しめる、という趣向がこらしてある。事象の二面性をうまく利用しているという点では、三度楽しめるということにもなるかもしれない。登場人物はどれも主人公を含め想像の域を超えたものばかり。全身に楽譜の刺青が彫ってあるという放浪中のピアニストの父親を求めて、母と幼子がヨーロッパの港々を探し回る。しかも、その母親自体が有能な刺青師。また、手掛かりを探して尋ね歩く先々には超個性的なキャラクターが待っている。そんな彼らが醸し出す世界は当然超個性的というか荒唐無稽。作者は思いつくまま好き放題に書いているかのように思える。スラスラと自然に筆が運んでいっている感じ。もしそうならば、物書きにとっては、この上ない幸せだろう。肩に力の全く感じさせない作品だ。
訳の中で、面白いと思ったのがいくつかあって、そのうちの一つを書いておく。しゃべり方に特徴がある女の子が登場し、「うち」が「くち」に聞こえるという場面が数回出てくる。おそらく原書では「house」と「mouth」ではなかろうかと想像される。英語と日本語の奇妙な一致がおもしろい。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-7 6:53:59 (506 ヒット)



クロッカスはあんまり期待しているわけでもないのだが、春になると庭のあちこちから顔を出す。なんでこんなところから、という場所からも芽が出てくる。土いじりをしていて、混ぜ変えたりしているうちに、知らぬ間に球根がそこに埋まってしまうらしい。しかし、こんなサプライズは大歓迎。なにやらミッキーマウスに見えてくるのは小生だけだろうか。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-4-5 6:28:38 (529 ヒット)



ホームセンターやガーデンセンターに行くと、ユキワリソウがいっぱい並んでいる。一昔前と違って、今では栽培方法が確立され、量産体制が整ったためか、比較的安く手に入れることができる。しかし、気に入ったものとなると、千円以上もするものはざら。一芽三百円から五百円といった具合。
これは地元産品を扱っている直売所で買い求めたもの。清楚で可憐な趣がお気に入り。値段も安かった。直売所のものは良心的な価格設定でかつ物も良いものが多い。一冬越すたびに、はたして花芽が上がって来るか、不安な気持ちでいっぱい。去年の猛暑に耐え、今年の冬の厳しさもしのぎ、もどうやら、春を迎えることができたようだ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-3-27 18:50:15 (493 ヒット)





久々に剱を眺めるのもよいだろう。行く当てもなく、地図もなく、気の赴くままに雪を拾って斜面を登る。どこの尾根だか、ピークだかわからない。稜線の木々と青空の境を目指すのみ。伊折の車止めから歩いて4〜5時間もあれば行って来られる。身を春の雪の中に解き放つ心地よさ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-3-27 7:09:44 (559 ヒット)

恒例のクリスマスローズ品評会。

・女王は4年間君臨。風格が違う。




・クイーン。エレガントですなぁ


・若草物語


・プリンセス。花が咲くまでにまる2年かかった。地植えにしたが、思ったより背丈が小さかった。鉢植えの方が合ってるみたい


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-3-26 18:15:36 (461 ヒット)

今度の題材は“ブログ”、そして活躍するのはキネシクス捜査官のキャサリン・ダンス。毎回斬新な切り口で楽しませてくれる作者。その中でも、前作の“データ・マイニング”をテーマとした作品は秀逸であった。はたして、最新作の本書はいかに。
ブログの記事とそこへのコメントが犯罪を引き起こす、という設定。今風で、ありそうな話だが、ジェフリー・ディーヴァーが描くと真実味を帯びてくる。ネット上の記事と状況証拠から、一人の少年が浮かび上がる。しかし、ダンスも読者も絶対にそうであるという確信がないままに、彼は追い詰められていていく。このままでは終わらないだろう、この先どう話を運んでいくのか、その興味が先にたつ。そこで持ち出してきたのが、ネット上のゲーム。少年がヴァーチャルなゲームの中で操るアバターから、少年の無実をダンスは確信する。一見安直な設定に思えるかもしれないが、現実とヴァーチャルな空間を行き来する少年の描写が秀逸で、違和感のないダンスの推理が成立している。本書で読み応えのあるのはその部分で、物語的に仕組まれている犯人探しのいくつかのどんでん返しは付録にしかすぎない。ある意味、ネットと小説を融合させた欲張りな野新作と言えるかもしれない。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-3-23 21:21:31 (519 ヒット)







クリスマスローズは地植えと鉢植え双方が植わっている。外に出してあれば咲き始めの時期にはあまり大差がないように思う。それぞれ一長一短があるが、地植えの方が水やりの手間がかからず、管理が楽のような気がする。鉢植えのはどこにでも移動できるので、咲き始めてから、家の中や玄関先に移して眺めている。しかし、こちらは水やりがキモで、種類によっては根ぐされに細心の注意が必要。この花も花期が長く、ゴールデンウイークぐらいまでは十分楽しめる。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-3-23 8:45:16 (476 ヒット)

今回の地震による被害は甚大で、その悲惨さは想像の域をはるかに超えている。被災にあわれた方々の暮らしはいかばかりと思う。我が業界での被害も甚大だ。我々の商売は家を離れ、遠くの商地に宿をとり、その地のお得意さんを訪問する。その家々が粉みじんになり、流されたとあっては、商売そのものが成り立たない。訪問する家が無いのだから。その地域に懸場(商圏)があった薬屋さんは途方に暮れている。また、運よく家が残っていたとしても、その地に出向いて商売していくのは困難を極める。さらに、その地よりやや離れた地域での商売も容易ではない。物資不足(特にガソリン)が深刻で、計画停電が日常となれば、とても商売どころではない。小生も地震後、一週間ばかり群馬の片田舎で仕事をしてきたが、ただただ驚くばかりであった。直接の被害がない彼の地でも物資不足は深刻だった。スーパー、ホームセンターには何にもない。パン、納豆、豆腐、餃子、電池、缶詰、ヨーグルト、紙おむつ、ローソク、お米まで売り切れ。ガソリンスタンドは連日長蛇の列。運が良ければ10リットル入れてもらえることも。朝5時から順番をとる人もいる。そして、一日に2度あることもある計画停電。日中ならまだいいが、朝晩の一番必要なときにこれが廻ってくると不便さこの上なし。しかも約3時間も続く。スーパーでは魚類はからきし売れない。町にある魚屋さんは店を閉めた。工場も停電時間に合わせて稼働しなければいけない。生活してくうえでのストレスが上がる一方。
被災地から遠く離れた長野に近いこの地でもこんな有様なのだから、被災地や隣接する地域の生活は想像もできない。そんな中で、その地に出向き商売をしなければならない薬屋さんも大変だと思う。


« 1 ... 31 32 33 (34) 35 36 37 ... 45 »